理念について

私たちのミッションはカリ マジャパヒットマーシャルアーツを通じてより良い世界を作り出すことが根底にあります。生徒にはマーシャルアーツだけではなくリーダーシップスキル、自己啓発力、健康的な生活スタイル、モラルや道徳を学んで欲しいと思っています。

1988年に、フレッド・エバラードは長年の武術修行の末に、東南アジアのマーシャルアーツの影響を受け、カリ マジャパヒットマーシャルアーツを創設しました。タヒチとモーレアに最初のスクールを開設し、2006年にはマーシャルアーツと伝統医学を勉強するために妻のリラと共に4年間世界を渡り歩き、シンガポールに3校目をオープンしました。現在はシンガポールの本部をはじめとしたマレーシア、日本、インド、フランス、ドイツ、フィンランド、ベルギー、ニュージーランド、オランダ、アメリカでクラスが行われています。

カリ マジャパヒットマーシャルアーツの考え方は身体面だけではなく、集中力や自信をつけたり、自分のゴールの達成、身体的活動量向上を目指すものです。どのレベルのクラスも自己防衛、武術のスキル、栄養や姿勢、呼吸の三方面に趣をおいています。トレーニングは全ての人が学びやすいように作られていて、学べるスキルは多岐に渡ります。

カリ マジャパヒットマーシャルアーツ ジャパンはフレッド・エバラードの愛弟子であるマドゥノング グロ (二段) ジョン・ハニーマンによって2008年に創設されました。ジョンは1991年から日本に在住していて、流暢な日本語を話すことができます。

システムについて

カリ マジャパヒットマーシャルアーツはフィリピンのマーシャルアーツであるシラット、ムエタイ、 截拳道、ハッカクンタオが起源とされています。カリ マジャパヒットマーシャルアーツは1998年にタヒチで創設され、2006年に本校がシンガポールに開設されました。本校では民間団体、政府、法的機関に向けた特別なプログラムと一般の大人や子供に向けたクラスが用意されています。

創設者であるプノング グロ フレッド エヴァラードは40年に渡る武術者であり、25年もの間インストラクターを務めています。また、彼は指導者として14の黒帯と資格を持ち合わせていて、フレッドはCQCと呼ばれる近接格闘のインストラクターでもあり、世界中の法的機関と関わりを持ってきました。

現在フレッドはレッド・ベレー傭兵部隊 に所属し、護身ナイフの使い方とテロ対策のコンサルタントとしてフランスの防衛省に勤めています。

 

カリキュラムについて

カリ マジャパヒットマーシャルアーツのカリキュラムは習う人にとって自己防衛のためだけではなく、良い人生と健康を手にすることができるようにとの願いから作られました。このクラスを通して集中力とエネルギーの向上を図ることで人生をよりポジティブなものにし、そして忍耐力と自信をつけて欲しいとの願いがあります。また、東南アジアのユニークな文化をより多くの人と共有することが私たちの目標でもあります。

  • カデナ デ マノ (素手または自己防衛) :これはレッド・ベレー傭兵部隊 においてとても効率的なサブシステムでありパンチや平手打ち、肘打ち、膝打ち、頭突きなどを含みます。カデナ デ マノ は手を繋ぐを意味し、フィリピン人の師匠であるマックス サーミエントによって編み出されました。
  • スティック・ファイティング(1本または2本のスティックを用いて):これは体のバランス感覚を向上することに適したフィリピンマーシャルアーツにおいて趣をおかれてる技の一つです。1本、または2本の棒を用いて、距離を変えた攻撃を行います。このフィリピンスティックアーツは伝統的なフェンシングが起源とされています。ダブルスティックシステムは別名シナワリと呼ばれ、シングルスティックシステムは初心者にはデカーダスと呼ばれ、上級者向けにはにはセラーダと呼ばれています。
  • ダガ(ナイフ):ナイフトレーニングは自己防衛スキルと武術の練習において大切で、正確さとスピードの向上に役立ちます。ブレードワークはフィリピン流マーシャルアーツの特徴の1つです。
  • パヌントゥカン(ボクシング/キックボクシング)とドゥモグ(レスリングと格闘): これらは普段フィリピン流ボクシングかストリートボクシングと呼ばれています。パヌントゥカンは効果的な運動法であり、自分の自信の向上にもつながるでしょう。ドゥモグはパヌントゥカンに投げ技、テイクダウン、グラップリングを加えたものです。
  • トランカダ (関節固めと圧点):これはとても奥が深く、上級者向けの技です。ロックとカウンターロックを使いながら相手をコントロールしたり、危険な状態を回避したりします。日本の柔術や中国のチンナに似ています。
  • ラーゴ マノ(ロングレンジコンバット): これはフィリピンの伝統的な剣(カンピラン)やFMAから派生してました。
  • エスパダ ・イ・ ダガ(刀とナイフ):これはFMAにおいて上級者向けの技です。ステイックまたは刀、ナイフを合わせたトレーニングで、この練習を通じて両手利きになることができます。
  • シバット/バングコウ(スピア/ロングスタッフ): 長さのある武器の扱い方を学びます。バングコウは150cmくらいあり、ノーザンシャオリンに似ています。
  • シラット: これはマレー半島(インドネシア/マレーシア)の武道です。これは素手、武器、サロングなどを用いた効果的な武術です。シラットはフィリピンの北のミンダナオという地方でも見かけることができます。
  • クンタオ:これは客家の人々が東南アジアで行っているカンフースタイルの総称です。客家の人々はインドネシア、マレーシア、シンガポール、フィリピンにこの武術をもたらしました。客家スタイルで有名なものはウィング・チュン、パック・メイ、サザンプレイングマンティス、フォニックスアイフィストなどです。
  • ジークンドー:ブルースリーのジークンドーの信念はカリ マジャパヒットマーシャルアーツに多大なる影響を与えました。1960年代のブルースリーのマーシャルアーツはジュンファンカンフーからジークンドーへと発展しました。ジークンドーはウィングチュンやフィリピンのカリ,フランスのサバテ、フェンシング、ウェスタンボクシング、サザンプレイングマンティス、太極拳の影響を受けています。グロフレッドはジークンドーをPG Jeff Espinous, Guro Bob Breen, Sifu Richard Bustillo (ブルースリーの弟子の一人)をトレーニングをするというとても名誉な機会に恵まれました。
  • ヒロット&伝統的な漢方薬: 長年に渡る漢方薬、ヒロット、タイマッサージ、整骨、心理、栄養等の研究の末にグロフレッドエヴァーどは独自のメソッドを編み出しました。カリ マジャパヒットマーシャルアーツでは年中を通じて健康のアドバイスを受けられることができ、また1ヶ月のヒロットセミナーも受講可能です。

階級システム

カリ マジャパヒットマーシャルアーツは生徒にとって教えを実践しやすいように作られた武術です。3ヶ月ごとに大人子供にかかわらず生徒は学んだことを確認するためのテストを受けます。初心者、中級、上級、カサマにレベル分けがされ、インストラクターまでのレベルを目指すことができます。この学びにおいて終わりはなく、それぞれのレベルにおいて細かく基準わけがされています。カリ マジャパヒットマーシャルアーツは武術という枠を超えた人生の旅のようなものであるとも言えます。

大人の階級システム

BEGINNERS : 初心者

INTERMEDIATES : 中級者

ADVANCED : 上級者

KASAMA : カサマ

GURO : グロ

MASTER : マスター

子供の階級システム

BEGINNERS : 初心者

INTERMEDIATES : 中級者

ADVANCED-INTERMEDIATES : 中上級者

ADVANCED : 上級者

JUNIOR BLACK BELT : ジュニア黒帯システム

リル忍者の階級システム

BEGINNERS : 初心者

INTERMEDIATES : 中級者

ADVANCED-INTERMEDIATES : 中上級者

ADVANCED : 上級者